こんにちは😊
おとなにやさしいパソコン教室 パソレ イシタカナホです
前回の動画で
エクセルの文字列を関数を使って必要な文字列だけ取り出す方法
についてお話しました
でも、弱点があるんでしょ?
そうなんです!
取り出したい文字の数とか、開始位置の数とか自分で数えないといけない
1セルのことだけ作業するならいいんですが、
複数行の場合は、せっかく作った関数の式をコピーして使いたい!
なのに、
文字数や開始位置の数が違うとコピーできない!!
という大きな弱点があるんです
それをまるっと解消しちゃうのが、
こちら
LEFT関数やRIGHT関数を他の関数と組み合わせて、
取り出したい文字数や開始位置(引数)を関数に計算してもらう!
という方法です
エクセルでは関数を組み合わせて使うことを、
関数をネストする
といいます。
入れ子ってよく例えられるんですが、かわいく言うと
関数のマトリョーシカ!って感じです
この辺もあとで詳しく説明しますので、ぜひ最後までお読みください!
動画はこちらから↓
練習に必要なファイルはこちら↓からダウンロードしてください
エクセル 関数文字列|関数を組み合わせて文字列を取り出す方法
エクセル 関数文字列|LEFT関数とFIND関数を組み合わせる
FIND(ファインド)関数とは?
式はこちら↓
練習用エクセルの場合、「第1章:サーバーの設定」という文字列のコロン<:>の位置を
探したいという問題です
式はこちら↓
※A3セルに対象文字列「第1章:サーバーの設定」と入力されています
コロンはA3セルに全角で入力されているので、ここでも全角を指定します
=FIND(“:”,A3)
4という結果を返してくれました
左から数えて4番目にコロン<:>があるという意味です
引数開始位置は、省略すると左端からみて1番最初にでてきた検索文字列の位置を返します
2番目に出てくる検索文字列の位置を教えて欲しい場合は、
引数開始位置に、1番最初に出てきた位置以降の数字を指定します
そうすると、2番目に出てきた位置を返してくれます
LEFT関数とFIND関数を組み合わせる
では、LEFT関数の式をおさらしておきます
・取り出す文字数を数えるのが面倒
・取り出す文字数が変わるとコピーが使えない
この2つの弱点を解決するために、LEFT関数とFIND関数を組み合わせるんでしたよね?
ということは、LEFT関数の引数
文字数
をFIND関数に計算してもらいます
練習用エクセルの場合、「北海道旭川市10条通」という文字列から
「北海道旭川市」までを取り出すという問題です
基準となる<市>の位置をFIND関数にさがしてもらいます
式はこちら↓
※A3セルに対象文字列「北海道旭川市10条通」と入力されています
=FIND(“市”,A3)
6という結果をかえしてくれました
この式を下までコピーした結果
市の位置がまちまちです
でも、これって自分が取り出したい文字数(FIND関数の引数)と一致していますよね?
よければ数えてみてください!
ということで、この関数をそのまま引数に使います!
これが関数のネストです
式はこちら↓
=LEFT(A3,FIND(“市”,A3))
イメージはこんな感じ!
LEFT関数が大きいマトリョーシカ
その中にFIND関数っていう小さいマトリョーシカが入っている
もちろん、関数に大小があるわけではありません
1番出したい答え(今回の場合は、左から文字列を取り出す)の関数が大きいマトリョーシカ
その引数の計算に使われる関数が小さいマトリョーシカ
と考えてください
うーん、わけわからん!!
でも、大丈夫!
何回もやってたら、絶対わけわかるようになります!!
なので、今はぼんやりイメージしながらやってみてもらえればOKです
エクセル 関数文字列|RIGHT関数とFIND関数とLEN関数
LEN(レン)関数とは?
今度は<市>より右側にある町名を取り出したい
ということは、RIGHT関数ですよね?
MID関数も使えるのでは?
と思いますよね?
私、RIGHT関数よりMID関数推ししてましたから
MID関数は、
・開始位置(引数)がそろっていないとコピーが使えない
という弱点がありました
その弱点を解消するのが、このRIGHT関数とFIND関数とLEN関数の組み合わせなんです
実はRIGHT関数と組み合わせるには、FIND関数だけでは足りないんです
なぜかというと、FIND関数は「左端から数えて何番目にあるか」探してくれる関数ですよね
ということは、右から取り出すRIGHT関数とは組み合わせてもうまくいかない・・・
でも、あきらめないで!
LEN関数
があるじゃないか!!
ということで、LEN関数をみていきます
式はこちら↓
RIGHT関数とFIND関数とLEN関数を組み合わせる
もうおわかりですね?
これがしたいんです
ということで
式はこちら↓
※A3セルに対象文字列「北海道旭川市10条通」と入力されています
=LEN(A3)-FIND(“市”,A3)
4という結果を返してくれました
この式を下までコピーした結果がこちら↓
こちらもRIGHT関数の引数に使いたい数字かどうか
よろしければ数えてみてください😊
ということで、この式をRIGHT関数の文字数(引数)に設定します
式はこちら↓
=RIGHT(A3,LEN(A3)-FIND(“市”,A3))
1つずつ、分解して考えるとわかりやすいと思います
私は小さいマトリョーシカから考えて、大きいマトリョーシカで包む方式がわかりやすかったりします
関数のネストは結構使いますので、ぜひたくさん練習してください
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